北西の風、波高1m

平成9年9月28日 天候 晴
【天気は良さそうだが】
午前6時にマリーナ河芸駐車場で東海技術センターの柘植氏と待ち合わせ。
前日の天気予報では北西の風がやや強く、波高は内海で1m、外海で2.5mとのことであった。
マリーナに行く途中の四日市の工場地帯の煙突から出る煙が真横に流れているのを見て、波が高いだろうと思いながら車を走らせたが、マリーナの海岸線は静かな感じであったので少し安心した。
【アルミペラからステンペラに交換】
今回のアルバのエンジンは、ペラをステンペラに交換しての初クルージングである。
マリーナを出て河芸の沖合でスロットルを倒す、、以前のアルミペラの様な立ち上がり感は無くなっているが、アルミペラの時は4500回転位で25ノット程のスピードが4000回転で出る、、4500回転に上げてみた、28ノット程のスピードになった。
フルスロットルでの走行を試みるが回転が5000回転で頭打ちになってしまった。
アルミペラの時は6000回転まで回ったのだけど、、まぁ、トップスピードが変わらないのでよしとしよう。
ステンペラの場合はアルミペラよりも1段階ピッチの低い物を選んだほうがいのかも知れない。
ステンペラに交換しての初クルージングはまずまずの成果が出たので、鳥羽へ向けてクルージングを続行する。
徐々にうねりが大きくなってくる、、波高も河芸沖では安心してたのが1m位になっているようである。
エンジンは3500回転位で走る、速度は20ノット程である。鳥羽に近づくにつれてボートの揺れが大きくなる。鳥羽近辺では10ノット程まで速度を落として走った。
答志島を左に見ながら湾内に入ると波は、若干穏やかになった。そのまま、真っ直ぐに鳥羽港まで進み、石鏡(いじか)へ向かう。
石鏡から神島方面に進路を変更して鯛島礁にボートを進める。私のボートにとっては大きく感じるうねりの中をGPSと魚探を交互に切り替えながら今日のポイントを探す。水深が徐々に浅くなる15m前後の所で竿を出してみた。
風が強くてボートは直ぐに沖に向かって流されていく。
【パラシュートアンカーの登場】
夏前に購入していたパラシュートアンカーを今回は初めて使ってみた。
海中に放り投げて開くや否や結構な力が手に伝わってきますから、やっぱ、これは便利なアイテムだと思う。
鯛島礁では、ポイントの設定が悪いのか、上がってくるのはベラばかりであった。
全て、海へ帰ってもらった。
うねりと風に悩まされて早々にこのポイントには見切りをつけて、波の静かな湾内に戻ることにした。
【偶然な出会い】
湾内に戻る途中に日産のサンフィッシャー780とすれ違う、、向こうの人が盛んに手を振ってくれていたらしいのだが、私は運転に夢中で見落としていたのだが、同乗の柘植氏から教えられた。
知り合いにはいないし、などと思って減速して止まってみると、向こうから近寄ってきてくれた。
「飯間さん?」って尋ねられて「はい」って返事をすると、「植谷です。」って、、この人はインターネットでメールをくれた人で、何度かメールのやりとりをした人です。
(彼は海香マリーナにボートを係留してる人でこの近辺には詳しいと思う)。
彼のボートは小学生のお子さんが馴れた手つきで器用に操縦していた。
「沖合はどお?」って尋ねられたので、「うねりが高くて帰ってきましたよ」って返事をし「この近辺だと何処で釣ろう?」って尋ねてみた。
「その辺の養殖筏に繋いで釣ってみたら」とのことである。
その後、彼らは沖合に向かって走っていったのだが、果たして釣果はどうなったのだろう、、、
【養殖筏に係留して釣り】
早速、適当な筏にボートを寄せてロープで固定する。
魚探にはまずまずの反応が出ている。
早速、コマセを詰めてサビキ仕掛けを降ろすと15cm程のアジが掛かった。
水深は13mである。
仕掛けを降ろす途中では、サバが喰ってくる。
そのポイントで3時間ほどアジとサバを釣る。
私の釣果は50〜60尾位であったが、アジとサバの比率は7:3位だと思う。
たまに25cm位のアジも上がってくるのでまずまず楽しめた。
14時位になって帰り支度して、虫餌が残っていたのでキスのポイントへ移動、、30分程流してみたが船中2尾で納竿とした。
【うねりの中を帰港】
ある程度のうねりを予想していたので、さほど驚くような状況ではなかったが10ノット位の速度で、マリーナ河芸に向かう。
時折、2mを越えるようなうなりの中をジェットコースタ気分で走る(笑)。
予定は2時間で帰港のつもりだったが、1時間半走ってもマリーナ河芸まで10海里も残っていたので、予定よりも帰港が30分程遅れることをマリーナに連絡を入れる。
ここで運転を柘植氏に交代してもらう。
津の沖合を過ぎると徐々に波もうねりも小さくなったのでボートの速度を上げていく。
マリーナに近づくにつれて速度も30ノット近く出せる状態になったので、帰港は予定より5分程遅れただけでした。
この時期の天気予報で北西の風やや強く、波高は内海で1mでしょうって時は出航を控えたほうが正解のような気もします(笑)
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